創価学会の壮年部rionが日々の思いを綴ります


by shin_f77
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青年学会の構築はハードパワーを排して

青年学会 拡大の年が開幕しました。
昨日は元旦勤行会に参加、地区を代表して

「4者の間での対話の拡大、
家庭での未来部との対話の拡大、
青年層、青年部との対話の拡大、
対話の拡大で地区に青年学会を築いていきましょう!!」
と1分間決意をしてきました。

自宅に帰ってみたら、前回紹介しました、
龍谷大学講師猪瀬優理さんの「信仰はどのように継承されたか
~創価学会にみる次世代育成~(北海道大学出版会)」が宅急便で、
届いていたので、一気に読んでみました。
その中で、興味深いと思ったところを中心に、紹介させていただきたいと思います。

著者は、北海道札幌市の学会員世帯1,230人を対象に、
「世代間信仰継承の解明」をテーマにアンケート調査をされており、
そのうち回収できた822人の方の回答をもとに、
様々な角度から、“信仰の継承”について、分析を行い、論じておられます。
回答のあった822人の方は、ブロック幹部・地区幹部以上の活動家の方が93%以上を占めており、
学会2世、3世の方がおおよそ50%を占めています。

この中で、学会2世の方に、「信仰を受け継いだ要因」を聞いたところ、
トップが「母親の信仰の強さ」で34%、
次いで「自分が信仰の大切さに気がついた」が28%で
一方「父親の信仰の強さ」は4%、「良い男子部・女子部」は3%
という結果であったとのことです。

圧倒的に母親の信心の存在が大きく、
父親の存在は影が薄いという結果でした。

また、信心に熱心の取りくもうとしたきっかけを作った学会員で、
最も重要な人物は、という問いに対し
最も多いのが、「友人」で18.9%、
次いで「近隣の人(地区のメンバー?)」13.2%と、
「母親」10.7%を上回っています。

身近な友人や地区等の身近な学会員が重要な役割を果たしているようです。

また発心の動機は、
「悩み、問題ができたから」が44%、
「池田名誉会長の人柄、思想、行動、書物などに惹かれて」が15%
「学会の会合、学会員の良さに気がついたから」が12%で

一方「熱心な家庭訪問を受けたから」は8%
「親から学会活動をするように熱心に言われたから」は2%
という結果となっています。

やはり、自発的な信心の発露により発心した方が多く、
口うるさく周囲が言ったからといって発心するものではないと言うことでしょうか。

こうした結果から、やはり
「父親的な」権威的な信心や、権力的な存在ではなく
「母親的な」生活に即した信心、対話の中での身近な存在に
信心は継承されていっているようです。

ハードパワーという言葉は「軍事力」とか「経済力」とかを意味するようですが
人の振る舞いに置き直せば、
「圧力的な態度」とか「一方的に、数字でものを言わせる態度」とかいったところ
でしょうか。

学会の幹部には、一部、旧態依然とした方も、まだ残っているようですが
21世紀の創価学会に相応しく
対話の力で青年学会を築いていきたいと思います。

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by shin_f77 | 2012-01-03 10:58 | 未来部育成